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私は24卒でプライム市場に上場している食品メーカーに入社した新入社員です。
そんな入社したばかりの鮮度の高い就活で有効な情報を発信し、これから就活を迎える学生や現在就活に励んでいらっしゃる方々のお力になれればなと思っております!
今回は「サントリーHD(株)の本選考対策」についてお話をさせていただきます。
「サントリーの企業研究」や「サントリーのインターンシップ選考」についての記事もございますのでそちらもご参照ください。
企業研究~サントリーホールディングス株式会社~ | 就活日記 (syusyoku-sinnsotu.com)
サントリーHD(株)のインターンシップエントリー対策 | 就活日記 (syusyoku-sinnsotu.com)
全部門共通の対策
まずは把握しておきたいことを2点抑えておきましょう。
まずは「やってみなはれ」精神を持っていることが必須であることです。サントリーのエントリーシートや面接ではほぼ確実に「やってみなはれ」に関連付けられた「チャレンジ」をしたことに対しての質問が問われると思います。そこで1つだけではなく、複数のエピソードがすぐに出てきている状態かが重要となります。今現在で複数のエピソードが出てこないのであれば、急遽ではありますがいくつかの「挑戦」をしてください。例えば大学が主催している「ビジネスコンテスト」に参加したり、時間的に余裕のある方は資格取得に向けた「挑戦」や短期留学なども有効です。留学は費用がかかるので海外旅行をして現地の方とコミュニケーションを積極的にとったことも「挑戦」と言えるでしょう。とにかく何をするのしても「やってみなはれ」の精神で挑むことがサントリーが求める”心構え”となります。
2つ目は2025年に開催予定となっている「国際博覧会(大阪・関西万博)」についてです。本社を大阪に構えるサントリーも大阪万博にはかなり積極的な姿勢を示しており、「大阪・関西万博担当」の執行役員を設けるなど”本気”で取り組んでおります。具体的に決まっている情報として、サントリーは飲食店を3店舗出店することが決定いたしました。うち1店舗はダイキン工業と連携し、空気の温度や湿度を調整し、天井から低速で落下させる新しい空調システムを導入する予定のようです。このほかの店舗もメニューや内装などに日本らしさや先端技術を取り入れた。上記の空調技術を活用した爽やかな空気を循環させた空間で国産の食材を使用した料理を提供したり、サントリーの酒類をアレンジしたドリンクを提供する予定となっております。またサントリーが単独で出店する飲食店では「サントリー天然水」を使用したかき氷や万博バージョンにアレンジしたサントリー製品を提供する予定となっております。
以上の2点を把握してエントリーシートの作成や面接に挑むことを心掛けてください。
選考フロー
選考フローはエントリーシート⇒WEBテスト⇒一次面接⇒二次面接(生産研究部門はなし)⇒最終面接となっております。面接回数は一般的な数ですが、設けられている時間が短いため、伝え方や話し方にもひと工夫を加えておきたいですね。以下で話し方や伝え方についての情報を共有しておきますので、そちらもご参照ください。
ESや面接で使える話の構成~STAR法~ | 就活日記 (syusyoku-sinnsotu.com)
ESや面接で使える話の構成~PREP法~ | 就活日記 (syusyoku-sinnsotu.com)
エントリーシート
・「今のあなた自身を作り上げたエピソードを5つ教えてください。(努力・熱中したこと、成功・失敗経験・ターニングポイントなど) ・志望理由や強みを活かしてサントリーで成し遂げたいことを表現ください ・PRESENTATION FORM(部門共通フォーマット) ・(あなたらしい写真をアップロードした上で)上記の写真を選んだ理由を教えてください ・研究についてのこと(デジタルテクノロジー部門) ・デジタルやテクノロジーを活用した経験、現在学習していること、興味を持っている技術などについて教えてください。【100文字以上300文字以内】(デジタルテクノロジー部門) |
上記の項目がサントリーで例年問われる質問です。全部門に共通して「やってみなはれ」の精神が問われると思っておいてください。「サントリーで成し遂げたいこと」ではまさに「やってみなはれ」の精神が問われている場面です。あなたが行ったサントリーの企業研究の内容を駆使して様々な”挑戦”を提示してみてください。また「サントリーで成し遂げたいこと」や「志望動機」は面接での鉄板テーマとなります。面接時のことも想定しながらしっかりと熟考してください。
「PRESENTATION FORM」は「今までの人生における『挑戦』または『創造』の経験について」を示す場となっております。ここでも「やってみなはれ」の精神が問われております。ここでのコツは”他人と同じようなエピソードを避けることです。サントリーが”チャレンジ”したことを重視しているので大それたことを書きたがる学生が多いですが、大それたことを書こうとする”ありきたりな”エピソードになりがちです。上記で「留学」をすることが”挑戦”にあたるような記述をしましたが、実は「留学」はサントリーレベルの企業のガクチカエピソードでの定番となっております。それよりも例えば「異国の地で何も言語がわからないなかでコミュニケーションをとるためにボディランゲージだけでコミュニケーションをはかってみた」のようなエピソードの方が見ていて/聞いていて面白いです。カッコイイことを書くのではなく、ありのままのあなたを、言い換えると自分らしさを目一杯表現することを心掛けてください。
WEBテスト
WEBテストは「玉手箱」方式で自宅で受ける形となっております。難易度はごく普通レベルであり、対策は繰り返し問題を解くことで導き方を習得しておくこととなります。WEBテストに不安がない方はわざわざ時間を割いて対策をしようとしなくても構いません。その時間を面接対策や他の企業の選考に時間を割いてください。
一次面接
一次面接で設けられる時間は約20~30分と短い時間となっております。面接官の人数は部門によって異なりますが、一次面接は「オンライン」での開催となるため、相手が何人でもそこまでプレッシャーを感じることは少ないと思われます。
質問内容は「ビジネス部門」に関してはESの深掘りと聞かれて他社の選考状況程度で一次面接は終わります。「生産研究部門」や「デジタルテクノロジー部門」では”どのような商品を作り、どのような世の中にしたいか”や”世の中の製品やサービスで良いの思ったもの、またなぜ良いと思ったか”などややイレギュラーな質問をされることもあるようです。イレギュラーな質問をされた場合でもうろたえずに、あたかも「普段からそのように思っています」くらいのテンションでナチュラルにかわしてください。イレギュラーな質問をされる場合は「日頃のアンテナの張り方」と「イレギュラーな場面での対応の仕方」が見られております。「日頃のアンテナ」は当日どうにもなりませんので、「イレギュラーな場面での対応の仕方」は堂々と自信をもって対応してください。
二次面接
二次面接で設けられる時間は一次面接と同様、20~30分程度と短い時間であります。24卒までの新卒採用ではコロナの影響もあり、二次面接も「オンライン」開催でしたが、25卒の新卒採用から二次面接は「大阪の本社」で開催されているようです。面接官の人数は「ビジネス部門」では1人、「デジタルテクノロジー部門」では3人出席されるようです。
質問内容は「ビジネス部門」では「キャリアプラン」や「就活の軸」、「ESで書いたこと以外のガクチカや”挑戦”したエピソード」などが問われます。他企業でも同様の質問がされることが多いのでそこまでイレギュラーな質問ではないようです。なので見られているのは「話の内容」よりも「立ち振る舞い」であると思われます。特に「ビジネス部門」では入社後営業活動をするにあたって、他社から受ける評価がサントリーの信頼に直結することになるので「立ち振る舞い」が重要になってきます。なのでイレギュラーな質問はあまりない代わりに「立ち振る舞い」を気を付けて面接に挑んでください。
「デジタルテクノロジー部門」での質問内容は一次面接とほぼ変わらず、ESの内容や一次面接で答えたことの深掘りがメインとなりそうです。なので一次面接で問われたこととどのように答えたのかはしっかりと把握しておくようにしてください。
最終面接
最終面接で設けられる時間は30分程度であります。1時間設けられた方もいたようですが、多くの場合で30分程度が目安となっております。開催方法は東京のオフィスにて開催です。
「ビジネス部門」での質問内容は「海外や転勤の意志確認」、「お酒は好きか(場合によってはサントリーのお酒で何が好きかも問われる)」、「自身の強みや弱み」、「他人からどのような人だと言われるか」、「入社前にやりたいこと」などを比較的フランクな雰囲気で最終面接が行われます。気を付けておきたいのは、フランクな雰囲気にのまれて緊張感がなくなってしまうことです。面接官を楽しませようとしたり、笑わせようとすることは良いことだと思いますが、ふざけたり、過度な笑いの取り方をすることは良くない印象を抱かれてしまうでしょう。あくまでも”面接”であることを自覚したうえで最終面接に挑むようにしてください。
また「生産研究部門」と「デジタルテクノロジー部門」では大学/大学院での「研究」に関することが問われたり、「サントリーでどのようなことを成し遂げたいか」などといったことが問われ、メインテーマとなります。