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私は24卒でプライム市場に上場している食品メーカーに入社した新入社員です。

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今回は「味の素(株)の本選考対策」についてお話をさせていただきます。

「味の素」では多くの職種で新卒の募集がかかっておりますが、今回は「R&D」、「生産」、「Sales」の3つの職種の対策を紹介させていただきます。

R&D

◎選考フロー

:「エントリーシート/WEBテスト→一次面接→二次面接→最終面接⇒内々定/内定」となっております。エントリーシートやWEBテストは1月~2月に提出される方が多く、選考期間が比較的高いと言えます。また選考期間はエントリーシート/WEBテスト通過後から約2ヶ月かけて選考を行うことになっております。「エントリーシート/WEBテスト→一次面接→二次面接→最終面接⇒内々定/内定」となっております。

◎エントリーシート/WEBテスト

:エントリーシートでは「研究テーマ」、「研究を進めるにあたって必要となるスキルや資格について」「趣味」、「ガクチカ」、「あなたがこれまでに実施した”味の素グループWay”」、「入社後にしたいことを”ASV”の観点を入れて記述」などが問われているようです。研究していることがどのように活かすことができるのか、どのような想いを持って「味の素」を希望しているのかなどが問われています。また後述しますが、「研究テーマ」についてはエントリーシート通過後の面接でメインテーマになる質問であります。出来るだけ簡潔かつ理解しやすい伝え方を心掛けてください。また「味の素」についてどこまで理解しているのかを問うために”味の素グループWay”や”ASV”に関しての質問項目がございます。しっかりと企業ホームページを確認し、自分なりの理解を深めてからエントリーシートに取り掛かるようにしてください。

WEBテストでは「玉手箱」方式が採用されています。難易度は普通レベルであり、「玉手箱」方式の問題を繰り返し解くことで次第に答えの導出方法がわかってくると思いますので、対策は繰り返して解くのみだと思います。

◎一次面接

:一次面接はオンライン開催で30分程度であり、面接相手は中堅社員2名という場合が多いようです。また質問内容に関しても一般的な一次面接で問われる内容であり、「自己紹介と研究の概要」から始まり、ESで書いた「研究」に関する質問や深掘りがメインテーマとなり、時間が余り次第「ガクチカ」に関する深掘りや「味の素の志望動機」、「他社の選考状況」を聞かれ最後に「逆質問」の時間が設けられるようです。「味の素」では一次面接から鋭い質問や深掘りをされるため、準備は入念に行う必要がありそうです。クオリティを求められる「一次面接」が鬼門と言えるでしょう。

◎二次面接

:二次面接もオンライン開催で40分程度の時間が設けられるようです。面接相手は役職がついた社員4,5人を相手にして行われる場合がようです。質問内容は一次面接と同様、ESの深掘りがメインテーマになります。一次面接時にある程度の深掘りをご自身で行っていると思いますのでそこまでの対策は必要なさそうです。二次面接では「社会問題」をテーマにして自分なりの意見を述べる時間が設けられるようで、近年では「健康志向」や「フードロス」などのテーマが用いられているようです。また最後は一次面接同様「逆質問」の時間が設けられるようなのでしっかりと準備をしておいてください。

◎最終面接

:最終面接は東京オフィスにて30分程度開催されるようです。面接相手は役員となり、5,6人いらっしゃるようです。質問内容はやはり「研究概要」に関すること、また最終面接ということもあり入社後にどのようなキャリアプランを描いているのかを問う質問も多くなるようで、それに関する深掘りもされる場合が多いようです。最終面接は役員相手ということもあり、何を答えても反応があまりよくないようですが、「そんなもんだ」と割り切ってあまり自信を失わないように心がけてください。

生産

◎選考フロー

:「エントリーシート/WEBテスト→一次面接→最終面接⇒内々定/内定」となっております。4月に入ってからWEBテストや一次面接が始まるため、3月中旬~3月いっぱいぐらいまでがエントリーシートの締め切りとなりそうです。5月中旬~下旬に内々定が出る方が多いため選考期間は約2ヶ月となります。

◎エントリーシート/WEBテスト

:エントリーシートでは「周囲が当たり前だと思っていることに疑問を持ち、現状を変えるために行動した経験があれば教えてください。」といったことや「あなたが周囲の人を巻き込みながら、チームで取り組んだ目標と達成したエピソードを、その時の役割を含めて明確に記述してください。」、「今までの学びを通じて、会社で生かせそうな専門性・スキルは何ですか。」、「志望動機」が聞かれるようです。以後面接ではESの深掘りをされると思いますので実際に自身が経験したエピソードをそのままわかりやすく記述する方がよさそうです。どのようなエピソードでも自分なりの言葉や表現で記述をすれば内容に関して苦言を呈されることはないと思いますので事実を書くよう心掛けてください。

WEBテストは「玉手箱」方式で、「R&D」同様の難易度は普通レベルであり、「玉手箱」方式の問題を繰り返し解くことが対策として有効でしょう。

◎一次面接

:一次面接はオンライン開催で3,4人の社員が面接官として参加されるそうです。質問内容自体は「自己紹介」から始まりES内容の深掘りがメインテーマになるようです。「生産」でのES質問項目がかなり深掘りしやすい質問となっていることから、かなり質の高いレベルが求められていると推測でき、面接回数も2回であることから「一次面接」の”重み”はかなり重圧なもので、「一次面接」が鬼門になると見込まれる。人によっては一次面接から「キャリアプラン」について聞かれたり、「海外での勤務が可能かどうか」を聞かれるなど一次面接を迎える段階で完成された対策を練っておく必要がありそうです。

◎最終面接

:最終面接は東京のオフィスにて約40分開催される場合が多いようです。面接官は工場長や「生産」を統括している役員を含めた4人が相手になります。質問内容はESの深掘りや「志望動機」、「他社の選考状況」などありきたりなテーマに加え、「時事テーマ」を扱う場合もあれば、「R&D」同様、「社会問題」をテーマにして自分なりの意見を述べるという場合もあるようです。イレギュラーな質問をされても落ち着いて対応することと内容は多少薄くなっても構いませんのでハキハキとわかりやすく伝えることが重要だと思います。また「生産」の現場でこそコミュニケーションは重要なことです。対面面接なのでボディランゲージも活用しながら対人スキルに不安がない印象を抱かせることが「内定」の近道となるでしょう。

Sales

◎選考フロー

:「エントリーシート/WEBテスト→一次面接→二次面接→三次面接→最終面接⇒内々定/内定」となっております。エントリーシートは3月上旬~中旬が締め切りとなり、選考期間が約3ヶ月と長期戦となります。このような長期戦では自身の意見を一貫させることはもちろんのこと、選考期間中にどれほど成長できたのかをアピールすることも重要となります。また「Sales」ということで”話し方”や”伝え方”にも工夫を施さなければ「味の素」の営業として認められませんので、細部にこだわって選考に挑むように心掛けてください。

◎エントリーシート/WEBテスト

:エントリーシートでは「あなたが目の前の人の心を動かし、行動を変え、成果を創出した経験を記述してください。」や「志望動機」、「なぜSalesを希望しているのか」といった内容が問われます。営業現場では「自身で考えて数字に繋げる力」が求められ、それを達成するために必要なプロセスや手段なども自身で考えなければならないことから上記のような質問が問われるのだと考えられます。「それ他の企業でも実現できるよ」と言われるような「志望動機」は不採用に近づいてしまいます。「健康」に関するテーマや「フードロスの取り組み」など「味の素」が本気で取り組んでいる活動に共感し、それを共に叶えていく姿勢を持つことが重要だと思います。

WEBテストは「玉手箱」方式と「デザイン思考テスト」の2種類が受験必須となっております。「玉手箱」方式の難易度は普通レベルで「玉手箱」方式の問題を繰り返し解くことが対策として有効でしょう。また「デザイン思考テスト」も繰り返し練習することがマストとなっております。「デザイン思考テスト」に関して「インターンシップ編」でも紹介しておりますのでそちらも参考にしてみてください。

味の素(株)のインターンシップエントリー対策 | 就活日記 (syusyoku-sinnsotu.com)

◎一次面接

:一次面接はオンライン開催で約20分となっております。面接官は1,2人で「自己紹介」から始まり、ESの深掘りや「志望動機」、「キャリアプラン」、「グループにおけるあなたの立ち位置」など非常に様々な質問がされることが想定されます。対策が困難であるためESの深掘りぐらいはどこが突っ込まれても余裕でかわせるぐらいのレベルに仕上げておきましょう。また時間が短いので結論から述べることや簡潔に述べることを意識して取り組みましょう。

◎二次面接

:二次面接はオンライン開催で30分×2回の計1時間の面接となります。前半と後半で面接官が変わるシステムで同じような質問をされる場合もありますが、深掘りをされる箇所はおそらく異なってきます。2人の面接官から同等の高い評価を得ないと次に進むことができないと考えられます。質問内容は面接官によって異なるため「一次面接」と同様、対策が困難となっております。伝え方や話し方がポイントになってくると思われますのでそちらを意識して取り組んでください。

◎三次面接

:三次面接は東京の研修センターにて開催され、「二次面接」と同様、30分×2回の計1時間の面接となります。前半と後半で別々の面接官を相手に面接が行われ、後半終了後にその場で「最終面接」の有無が言い渡されます。質問内容は相変わらず面接官によって質問内容が異なることから対策は困難だと考えられます。ボディランゲージや話し方、伝え方などできる範囲のことをやりきることが対策だと考えておいてください。

◎最終面接

:「二次面接」「三次面接」同様、前半と後半で別々の面接官を相手に面接が行われるタイプの面接です。質問内容は「味の素」に関する質問が増え、「キャリアプラン」や「営業職として自身の強みをどのように活かせるか」、「これまでの面接を通してどのような考えや成長を得ることがきたのか」などが問われます。また「味の素」の最終面接では遠慮なく不採用を言い渡すこともあるので、最後まで気を抜かずにできる限りの対策を施すことが重要だと思います。